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B型肝炎に感染してしまうリスクがある行為の一つに性行為は該当するのか

2020年07月28日

B型肝炎は、B型肝炎ウイルスが原因で発症するウイルス性肝炎の一種です。B型肝炎は、大きく垂直感染と水平感染の2種類の経路によって、体内へとウイルスが侵入することで発症しますが、正しい知識を身に着けて予防対策に活かすことが重要です。

垂直感染とは、いわゆる母子感染のことで、ウイルスを保持した女性が妊娠出産することで赤ちゃんへと伝染させてしまうことを指します。かつては非常に多かったものの、昭和61年から母子感染防止事業が実施されたことで、現在ではほぼ起こらなくなっています。

水平感染は、注射針の使い回しや輸血、針刺し事故などが原因です。かつて、集団予防接種の際に注射針の使いまわしがされていた時代は、集団でB型肝炎を発症するケースが多々ありましたが、現在は注射針は使い捨てされるため、予防接種や医療現場において注射針が原因でB型肝炎を発症するケースはありません。輸血に関しても同様で、現在は輸血に使用される血液は厳重な検査によって安全性が確保されているため、輸血が問題となることもありません。

また、医療現場においては、誤ってB型肝炎患者の血液が付着した注射針や点滴針を自身に挿してしまう事故が起きるケースがあります。現在は、針刺し事故予防のマニュアルが整備されており、場合によってはワクチン接種を受けるなどの対策が行われています。ちなみに、ピアスの穴や刺青を入れる際に使用する器具を適切に消毒せずに繰り返し使用した場合や、覚せい剤などを注射する際に注射針を複数人で使いまわした場合などは、B型肝炎を発症するリスクが高まるため注意が必要です。

なお、水平感染の中には性行為も含まれるため、B型肝炎は性病の一種とも言えます。B型の肝炎ウイルスは、血液や精液、膣分泌液に多く含まれるため、コンドームを使用せずに性行為を行うと性器や肛門、口腔内の粘膜からウイルスが体内へと侵入してしまいます。オーラルセックスやアナルセックスでもする恐れがあるため、コンドームを正しく使用することが重要です。また、唾液にもウイルスが含まれるため、ディープキスによって感染することもあります。一方で、傷や炎症などが発生していない健康な皮膚からウイルスが侵入することはありません。

現在、母子感染や医療現場における注射針や輸血が原因でB型肝炎を発症するのは非常に稀なので、最も危険性の高いのが性行為と言えます。そのため、不特定多数の人との性行為は避けることはもちろん、性行為の際は初めから終わりまでコンドームを正しく使用することが重要です。

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